Story ストーリー

ビキニ冒険記

エピソード6:すぐに装備しますか? なおこの装備には必要パラメータが存在します

君たちは最弱の魔物と言われていたスライムにも勝てなかったので、防具屋で装備を整えることにした。

★防具屋

「いらっしゃいませ」
「おっ、このマントいいな、試着してもいいか?」
「どうぞ、どうぞ」
「あれ、なんか着づらいなこのマント」
「ど、どうしたんですか?」
「いや、こんな単純な形なのに全然着れないんだよ、おっかしいなぁ。もぞもぞ」
「その巨大なおっぱいが引っ掛かってるんじゃないんですか?」
「そんなわけないでしょ!あ~イライラする、どうなってんのよコレ」
「貸してください。ほらこうやって簡単に着れますよ」
「だよなぁ、どれどれ、うーん、やっぱり駄目だ、あたし頭悪いのかなぁ」
「くっくっくっ……まさに」
「ちょっと。今何かいわなかった?」
「その革鎧を装備するためには、一定以上の知力が必要なのです」
「お、おう…?(どういう理屈だよ)」
「理屈はわかりませんが、そういうものみたいですね。どちらにせよ、そのマントはメイジさんの方が似合っていますわ。」
「は、はぁ、そうですか~」
「メイジさんは魔術師なのでマントがとてもお似合いですよ。ファイターさんは魔法なんて使えないのですから、無理なさらないでも」
「(ムカッ)だいたいあんた魔術師っていうけどさ、この前魔物と闘った時、なんもして無かったじゃない? まさか本当は呪文全然知らないってんじゃないだろうな?」
「そ、そんなことありませんよぉ~」
「あまりメイジさんをいじめるとカエルに変えられてしまいますよ」
「あたしをカエルに~? ハッハッハッ、そんなことできるもんならやってみなよ!」
「そ、そんなこと、しませんよぉ~」

★防具屋カウンター

「みなさん新しい装備は決まったようですね。じゃあこれとこれをお願いいたします」
「ありがとうございます。すぐに装備なさいますか?」
「すぐに装備って…ここで着替えるってことですか?」
「えぇ。試着室がありますので是非」
「出発は明日ですし、宿屋で明日着替えればいいのではないでしょうか?」
「サイズが合わないかもしれませんし、今着られてみた方がいいですよ」
「では、そうさせてもらいましょう」

★防具屋試着室

「よいしょ・・・なにか視線を感じるような」
「むひょひょ」
「胸がひっかかって、なかなか脱げませんね。よいしょ、よいしょ」
「げひょひょ」
「このパンツすこしきついな…、う…ん」
「げひょげひょひょ、こちらの方もなかなか」
「抵抗が少なくて動きやすいのはいいんですけど。よいしょよいしょ」
「こ。これは…」
「サイズ小さすぎたかなぁ…わっ(ぷりん)」
「げこぉぉぉぉ!」

★防具屋カウンター

「おっさん、悪いけどちょっとサイズがきつかったんでやめとくよ」
「やはりわたしも使い慣れたものの方が…ん?」
「げこげこ」
「カエル? あれ、おっさんどこに行った?」
「……因果応報」